言霊使い-憲法擁護庁出動か-/第521号

使ってはいけない単語の例としては、

“Überfremdung” とか “Umvolkung”
“Volkstod” とか “Umerziehung”

これらはナチスが使った言葉なのです。

Volkは、民族。

民族という考え方を利用して、
排除したり、同化させたり。

確かに、言葉として多用すると、

現在、難民の取り扱いに対して
敏感になっている国民の心の中に
すっと入っていきやすい。

人心を惑わす言葉になると考えられます。

さらに、
特定のグループを中傷する包括的な断定表現も
気をつけるべき、と報告されています。

「難民は犯罪だ」
「古い党は腐敗している」

AfDが国民の賛同を得ている背景が、
プロパガンダを巧みに操った
過去の手法とかぶるのは、

政府としては放っておけないことです。

国民の不安の矛先をどこに向けるのか。
これは、人心の安定を模索する上で、

古くから変わらない大きなテーマなのです。

コメントは、ここから↓↓↓:
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【前回出題分】
Mögliche Beobachtung durch Verfassungsschutz:
Internes Gutachten warnt AfD-Mitglieder

Um einer Beobachtung durch den Verfassungsschutz
zu entgehen, soll die Partei einige Begriffe
vermeiden. Das Gutachten hatte die AfD selbst
in Auftrag gegeben.

ZEIT ONLINE
http://aizuppo.com/a/is6b6k

【わたしの訳】
憲法擁護庁による監視の可能性:
内部監査はAfD党員に警告する

憲法擁護庁による監視を避けるためには、
党は使う表現のいくつかをやめなければ
ならない。監査はAfDが自ら依頼したものだ。

【訳例】
さあ、訳を見てみましょう。

まあまあですね。

---引用---
憲法擁護庁による観察があり得る:
内偵でAfDメンバーに警戒を示した

憲法擁護庁による観察を避けるため、
AfDはいくつかの考えを緩和した。
AfD自身が鑑定を求めた。
---終わり---
Begriffeは、「表現」と考えると
分かりやすくなるかもしれません。

---引用---
憲法擁護ゆえの監視はあり得る
内部意見書AfD党員に注意喚起

憲法擁護ゆえの監視を免れるために、
党はいくつかの用語を避けた方がよい。
内部意見書はAfD自身が依頼した。
---終わり---
Verfassungsschutzは、Bundesamtのことを
言っていますね。国内の諜報機関で、
一般的な単語は、「憲法擁護」ですが、
ここでは内務省管轄の憲法擁護庁です。

さあ、では次です。

今回は、いつもとちがう感じのを
選んでみました。どうでしょうか?

ぜひリンクをクリックして全部を
見てほしいです。

【今日の記事】
Nein. Nö. Wirklich nicht

Wer nur oft genug Ja zu allem gesagt hat,
begreift irgendwann: Nein zu sagen gehört
zum Positivsten, was man für sich und
die Welt tun kann.

stern-panorama
http://aizuppo.com/a/cs5lyc

訳を送ってください。
(公開してほしくないときは、希望しないにチェック)

和訳投稿:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/8408fcc494664

投稿期限:2018年11月16日(金)

【あとがき】
休みを取っての中国国内旅行は楽しかったです。

天気予報だと、雨こそ降らないが、
ずっと曇りだったのですが、
実際には、毎日いい天気でした。

自然を堪能し、
買い物まで楽しむことができました。

それにしてもよく歩いた。

やっぱり、日常を離れての旅はいいですね。
早くも次の旅行が待ち遠しくなってきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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