「花火で毎年重傷者続出」は事実か?ドイツ医師会の主張を冷静に検証/第894号

目次
コメントなど
花火が原因の負傷者がそんなに多いのか疑問に思ったので、少し調べてみました。
しかし、明快な情報は得られませんでした。
負傷者数は、100人から1000人といったイメージです。
眼の負傷に関する調査(2022/23)というのがありました。
ドイツの病院の眼科外来で 約 838件の花火による眼の負傷が記録されている。これは全国調査で、人口あたりの発生率は約 1.0/100,000人。
大晦日に限ったものではありません。
「軽傷だけ」の印象もありますが、眼や手の重傷例・失明例など 重度の事故も一定数ありますね。その他、爆竹などの音で耳の不調を訴える人もいるようです。
一つ興味を引く数字としては
COVID-19中に花火が一時的に販売禁止となった年だと、通常の年(500件程度)から75~85%減少したという研究データもあるようです。
販売禁止解除後には再び増加したようですが・・・。
医師会としての見解は
- 大晦日の私的な花火・爆竹により、毎年多くの人がけがや火傷を負っている。
- 無秩序な爆竹は、無関係な人にも重傷を負わせ、不安を与え、環境やごみにも悪影響を及ぼす。
- 病院の救急外来が逼迫し、医療保険に多額の負担がかかっている。
- 爆竹が警察や消防、救急隊への攻撃に使われる事例もある。
- 戦争体験のある難民にとって、花火の爆発音が強い恐怖(死の恐怖)を引き起こすことがある。
- 中央広場などでの管理された花火には反対しないが、「野放しの爆竹」は禁止すべきだ。
爆竹の全国的禁止を求める署名は220万人以上に達し、多くの国民が禁止を支持している。
元旦のバス停には、花火の残骸、主に赤い紙片が積もっていたのを思い出しました。
後片付けされずに放置です。
何事もエスカレートして、人に迷惑をかけるレベルになると、それに対し拒絶反応を占める人の割合も増えていきますね。
きちんと考慮してやっている人たちと何も考えずにやる人たちが混在するようになる。
花火に限らず、条例や法律など作らなくても問題が起きない世の中の方が良いのですけどね・・・。
コメントは、ここから↓↓↓:
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前回出題分
花火・爆竹禁止をお医者さん組合が提言。何で?
Silvester:
Präsident der Bundesärztekammer fordert Böllerverbot
Der Ärztepräsident ruft die Politik auf, die Bevölkerung vor “wilder Böllerei” zu schützen. Jedes Jahr komme es durch private Feuerwerke zu schweren Verletzungen.
zeit.de
http://enchan.net/xl/GQjySd
わたしの訳
大晦日:
ドイツ医師会会長が爆竹(花火)禁止を要求
医師会会長は、政治に対し「無秩序な爆竹(花火)」から国民を守るよう呼びかけている。毎年、個人の花火で重いけがが発生している。
*ワンポイント
特になし。
訳例
問題ないですね。
---引用---
大晦日
連邦医師会会長が花火禁止を要請
医師会会長は“荒れる爆竹花火”から住民を守ることを政治に要請している。毎年、個人の花火で重大なケガが発生している。
---終わり---
今日の記事
移民減らしはどんどん厳しくなりそう
CSU-Plan: Knallhart-Kurs bei Syrern und Ukrainern
Härtere Linie in der Migrationspolitik – die Dauer-Forderung der CSU. Jetzt regiert sie in Berlin selbst und stellt den Innenminister. Doch die Forderung bleibt: Die Landesgruppe verlangt weitere Verschärfungen.
merkur.de
http://enchan.net/xl/n9LObb
訳を送ってください。
(公開を望まない時は希望しないにチェック)
和訳投稿:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/8408fcc494664
投稿期限:2026年1月9日(金)
だんだんと正月気分も抜けていきますね。
あとがき
以下のような感想をいただきました。
ーーー
昨年後半に集中しましたセフティネット、年金をめぐる一連の課題記事は圧巻でした。単なる語学学習を超えてドイツ社会の深奥をチラ見した気分になったものです。
ーーー
もともと言葉は道具だと認識していて、独特の言葉の言い回しに現れる雰囲気こそが意味のあるものと認識しています。
ドイツ駐在も期間の長さだけでなく、時期の違いもあって、ドイツという社会の変遷も見ることができました。
変わっていくもの、変わらないもの、両方を大事にしながら人間としての経験を積み上げていきたいものだと思っています。
今年は何か目玉になりそうなことが起きるでしょうか?
ついつい先延ばしにしてしまいがちなことを
少しずつでも片付けられるようにしたいと思います。
なかなかできないんですけどね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ドイツ時事ジャーナル
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HARIBO先生
生きたドイツ語に触れながら、ドイツの様子が分かるように自分の経験も含めた時事的情報を発信します。
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