人種差別対策-音楽の表現-/第575号

ドイツ時事ジャーナル

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ラッパー、Kollegahのミュンヘンでの
コンサートは12月14日の予定です。

本名は、Felix Blume、35歳。

さて、コンサートは中止となるのでしょうか?

今回の記事には、なんとか主義という単語が
たくさん出てきます。

これも現代の特徴だと思います。
差別は良くないという前提での人道的な
配慮です。

ただ、これは数字で明確に線引きできる
ことではないので、

議論しようと思うと、きりがないのも
よくあることです。

本文に登場したものは、

Antisemitismus 反ユダヤ主義
Schwulenhass ゲイ嫌悪
Frauenfeindlichkeit 女性差別
Extremismus 過激主義
Fundamentalismus 原理主義
Rassismus 民族主義
Chauvinismus ショーヴィニズム、熱狂的愛国主義
Homophobie 同性愛差別

Walfang 捕鯨

議論するときりがない、と言いました。

記事中にもユダヤ関係者からは、
コンサートの中止を求める声が大きく、

一方で、
法的に合法、非合法という見方、さらには
音楽社会学者(Musiksoziologe)も登場し、

「全部OK」と「何が何でもダメ」
の間があって、

ドイツロックは、右寄りのグレーゾーンに
あると言っています。

コンサート会場のBack Stageと音楽社会学者は、
どう対応すべきかについての話し合いもしており、

“Kritisch begleiten” 
批判的に様子を見る

“aufklären statt verbieten” 
禁止でなくよく話し合う


わたしは、こういう記事を見ると、
心の時代なんだと思うのです。

一般的な議論は、
してもいいけどピンとはこない。

個人個人が日常生活の中で、
差別という状況に遭遇した時に、
どう考えるかということですね。


コメントは、ここから↓↓↓:
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【前回出題分】
Kollegah-Konzert in München:
“Der Hass auf Minderheiten wächst auch
dank Menschen wie ihm”

Der Rapper Kollegah will im Dezember im
Münchner Backstage auftreten.
Doch Kritiker fordern: Für Musiker,
die Antisemitismus schüren, dürfe es
keine Bühne geben.

Topthemen – SZ.de
http://enchan.net/xl/HhSoEC


【わたしの訳】
ミュンヘンでのコレガーのコンサート
「少数派への憎しみは彼のような人間の
おかげもあって増加している」

ラッパーのコレガーは12月にミュンヘンの
バックステージに登場する。しかし、批判家
は要求する。反ユダヤ主義を刺激する音楽家
にはステージを許可するべきでないと。


【訳例】
さあ、訳を見てみましょう。

問題ないですね。

---引用---
ミュンヘンでのコレガーコンサート :
“彼のような人間のお陰で、少数派への
憎しみも増大してしまう”
ラッパーのコレガーは、12月にミュンヘンで
バックステージに出演する予定である。
しかし批評家は言う : 反ユダヤ主義を煽る
ような音楽家を舞台に立たせるべきではない。
---終わり---

---引用---
コレガーがミュンヘンでコンサート
マイノリティへのヘイトが彼のような
人間のせいで広がる

ラッパーのコレガーは12月、ミュンヘンの
バックステージに出演するつもりだ。しかし、
反対派は言う。反ユダヤ主義をあおる
ミュージシャンのための舞台はないだろうに、と。
---終わり---


さあ、では次です。

【今日の記事】
In deutschen Frauenhäusern fehlen
Tausende Plätze

Frauenhäuser sollen Zuflucht bieten.
Doch teilweise müssen Gewaltopfer
Hunderte Kilometer fahren, um Schutz
zu bekommen. 14.600 Plätze fehlen
deutschlandweit – daran hat auch ein
Gesetz nichts geändert.

tagesschau.de
http://enchan.net/xl/X2TN55

訳を送ってください。
(公開してほしくないときは、希望しないにチェック)

和訳投稿:
  https://ssl.form-mailer.jp/fms/8408fcc494664 

投稿期限:2019年11月29日(金)

【あとがき】
上海に来ていたスイスの友人と会って、
食事しました。

何ともうすぐ日本でも会う可能性がある。

しかも、別のスイスの友人にSNSで連絡したら、
彼の子供もそのころ日本にいるとか。

世の中は小さい。
便利なツールがあって、
連絡を取り合うのがとても簡単になりました。

で、会った友人ですが、
最近は、宿泊しているホテル内のレストランで
食事することが多かったのですが、

どうも、工事の音がうるさいみたいで、
外にご飯を食べに行こうということに
なりました。

近くの、外国人がよく集まる場所の
イタリアンで食事をしたのですが、

その店のすぐ横で、工事の音が聞こえ、
どこに行っても避けられないと苦笑い。

あれこれと話をして、
その後、ビールを飲みながら話をし、
けっこう酔ったままタクシーで帰宅。

最初に捕まえて乗ったタクシーが
この時間(真夜中くらい)だから
150元だ、と言ったのを聞いて、

そんなに高いなら降りる、といって
すぐに車から降りました。

少し離れた場所で、
別のタクシーを捕まえて、帰宅しましたが、
料金はメーター通りで46元。

まあ、外国人相手、しかも酔っ払いと
なると、ぼったくられるのか、
と改めて感じた次第。

相場は知らないといけませんね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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