人種差別-レイシズムの歴史-/第555号

ドイツ時事ジャーナル

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人種差別の根底にあるものは何でしょうね。

人種間の優劣を主張するから、
自分が上だという発想になるのでしょう。

よく、良い・悪いは主観的な判断だと
言われます。
つまり、人によって判断が違ってくる。

普遍的な見方、つまり客観的に見れば、
肌の色が白いとか黒いとか黄色いとかという
ことなのでしょうが、

やっぱり、人間は感情的な生き物なんだ
ということを感じます。

「差別用語」の規定も、誰かがしているわけで、
その規定が、それは差別なんだと
明らかにしている面もあります。

規定も、その社会のマジョリティがすることが
多いのではないでしょうか?
社会の中の、マイノリティは、
とかく弱者という見方をされることが多い。

Negerという単語がその差別用語ですが、
黒人、という表現には、
肌が黒い人、という以上の意味がある。

だから差別用語になるのです。

AfDの連邦議員が、
あのテニスのボリス・ベッカーの息子である、
ノア・ベッカーのことを

“kleiner Halbneger”と
ツイッターに書いたことが、
本文には書かれています。

有名人や話題の政党が対象なので、
話題性もあります。

いつまで経っても解決しないテーマですね。

コメントは、ここから↓↓↓:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/e6d8662885332

【前回出題分】
Barbara Becker über Rassismus:
“Ich habe mir ein dickes Fell angeeignet”

Barbara Becker und ihre Familie haben
in ihrem Leben schon häufiger Rassismus
erfahren. Nun hat sie beschrieben,
wie sie im Alltag damit umgeht und dazu
aufgerufen, mehr Haltung zu zeigen.

Spiegel Online
http://enchan.net/xl/6gl4Dx

【わたしの訳】
バルバラ・ベッカーが人種主義を語る:
「私は皮膚が分厚くなった」

バルバラ・ベッカーとその家族は、
人生の中で、もう何度も人種主義を経験した。
日常生活の中でどう対応するかを説明し、
また、もっと態度で示すよう呼びかけた。

【訳例】
さあ、訳を見てみましょう。

問題なさそうですね。
Haltungは、「態度」のイメージでしょうか。
態度を示す、とは、どんな意味合いかを考えると、
本文中から、きちんと主張したり、裁判に訴えたり、
笑って返したりすることなのかと思います。

---引用---
バーバラ・ベッカー 人種差別主義について :
“私は厚い毛皮を身に付けた”
バーバラ・ベッカーとその家族は、これまでの
人生で度重なる人種差別を経験してきた。
彼女が日々いかに人種差別に対処し声をあげて
きたかについて、より多くの実例を示しながら、
今ここに語る。
---終わり---

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---引用---
バーバラ ベッカーが人種差別について語る:
「私は分厚い皮を被っている」

バーバラ ベッカーとその家族は、人生に於いて
何度も人種差別を味わってきた。その彼女が、
日頃どのような差別を受け、もっとその責任を
示すよう呼びかけてきたかを書き記した。
---終わり---

---引用---
バルバラ・ベッカーと人種差別
”私は動じない”

バルバラ・ベッカーと家族は生活の中で、
前々から頻繁に人種差別を経験した。彼女は
日常生活で、それにどうかかわり合ったかを述べ、
そして取り乱さぬ姿勢をアピールした。
---終わり---

さあ、では次です。

【今日の記事】
Vor Lampedusa abgewiesen:
Seenot-Rettungsschiff “Alan Kurdi” muss
Richtung Malta abdrehen

Das Seenot-Rettungsschiff “Alan Kurdi”
hatte bereits Lampedusa erreicht, dort
händigte man der Crew das Verbots-Dekret
des Innenministers Salvini aus.
Der “Sea Eye”-Einsatzleiter Gorden Isler
erzählt, wie es nun weitergeht.

Spiegel Online
http://enchan.net/xl/RNlcD6

訳を送ってください。
(公開してほしくないときは、希望しないにチェック)

和訳投稿:
  https://ssl.form-mailer.jp/fms/8408fcc494664

投稿期限:2019年7月12日(金)

【あとがき】
今年も後半に入っています。

最近も同僚が帰任して、
自分のことも何となく考えるようになっています。

もっとも、
考えるだけなら、別に今に始まったことではなく、
もう、かれこれ10年以上は考えています。

いまは、切羽詰まった感じが大きくなっているのが
違いと言えば違いですが、
でも、身体が動きません(汗)。

本当に切羽詰まるのは、実際に「宣告」がされたとき
なのでしょうか?

自分の計画性の無さを嘆く、というのが
ありそうな筋書きで怖いです(笑)。

還暦過ぎてもこれじゃなー。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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