【速報】ドイツ州議会選挙2026 メックレンブルク=フォアポメルンとベルリン/号外

目次

2026年9月20日にドイツ東部二州での州議会選挙が実施されました。

メックレンブルク=フォアポメルン(MV)とベルリンです。

9月6日のザクセン=アンハルト州でのAfD大躍進を受けての結果が注目されていました。

AfDの動きに注目が集まりがちですが、国政政権与党の凋落ぶりとの対照として捉えることが重要です。

関心の高さを示したのが投票率です。

  • MV:78.1%
  • ベルリン:74.2%

若い層が投票したことで変化が加速したことは特筆すべきだと思います。

選挙結果

メックレンブルク=フォアポメルン州

  • AfDが大躍進しました。
  • CDUが何と得票率5%に到達せず、議席を失いました。

メックレンブルク=フォアポメルン州議会選挙結果

■ 連立の可能性

  • Sitzverteilung(議席割)を見れば分かりますが、議席を獲得できたのは4党だけです。
  • 過半数は36議席。
  • AfDは、連立相手が1党あれば過半数。
  • SPDは、AfD以外の2党と連立しないと過半数には届かない。

Brandmauer(防火壁)の号令の元にAfD以外の3党が連立した場合、主張の親和性を考えると「無理やり観」がはっきりしすぎて、有権者側から見れば批判的な意見が高まることでしょう。

ましてや、政権期間中の成果がいまいちとなると、次の選挙では総崩れになる可能性を秘めた極めて厳しい・危険な状況になると思われます。

ベルリン

■ 得票率

Zweitstimmen というのが政党に対する投票です。

  • Linke(左翼党)が大きく票を伸ばしました。
  • CDUとSPDの凋落ぶりが目立ちます。

ベルリン州議会選挙結果

下の数字が2023年(先回)

■ 連立の可能性

  • 単独過半数を獲得した政党はありません。
    連立しないと過半数には到達しない。
  • 2党の連立では足りないので、3党(以上)が必要です。

ベルリン州議会選挙連立可能性

主義・主張の観点から言えば、エリフ・エラルプ氏(左翼党)と連立を組み得る政党は「緑の党(Bündnis 90/Die Grünen)」と「SPD(社会民主党)」の2党に限られます。

これまでベルリンで何度も組まれてきた 「赤緑赤連立(RRG:SPD・緑の党・左翼党)」 の組み合わせですが、今回は左翼党が主導権(首長ポスト)を握る形で再構成できるかが焦点となります。

左翼党主導になって、その選挙公約が重要になれば、生活コストが実際に下がるのかどうかが大きな注目を集めることになり、政権担当能力が試され続ける政権期間となることは明白です。

いずれにせよ、AfDの影響力が増しやすい構図であるといえるような気がしてなりません。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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