Sponsored Link
ラウターバッハさんは、SPD議員で医者です。
連邦議員歴15年。
彼が言う健康上の問題の原因は、主に;
- 心理的負荷
- 運動不足
- 慢性的睡眠不足
国会会期中は、
- 朝8時に始まって真夜中過ぎに終わる。
- 途中休憩は、基本的になし。
- 昼食時には、次の会議の準備をする。
会議のない週も、楽とは言えない。
自分の選挙区を回り、マスコミ対応やSNS対応、
そして何より移動が多い。
週に70-90時間労働するのが当たり前。
野党議員だとそれほどひどくはない。
まあ、労働環境はかなりハードですね。
健康を考える上で、参考になりそうなコメントは;
- 睡眠不足は、ウイルス感染しやすくなる。
睡眠が2時間短くなると感染確率は2倍になる。 - 慢性的睡眠不足(7時間以下の睡眠のこと)は、
高血圧になりやすく、認知症の危険性が高まる。
睡眠中に排出されるはずの、脳内のごみが十分に
排出されず、 アルツハイマーやパーキンソン病 の危険性が高まる。
インタビュアーが、ラウターバッハさんに、
あなたはどう対応しているのですか、と聞いています。
Sponsored Link
- 長くいれば、メリハリの付け方が分かって、
リラックスして対処できるようになる。 - 日常的に身体を動かすようにしている。
時間は不規則なので、
例えば夜遅くに卓球をすることもある。
国が、議員の健康にもっと気を遣うべきか、
という質問に対しては、
・健康を、というよりも、もっといい仕事ができる
環境作りをしてほしい。
例えば、
・会議は23時までにはやめるべき。
15時間も会議をして、重要な決定がちゃんとできる
人間なんていない。
議員は、準備不足で会議に臨んでいると感じている
ようだ。米国でも同様。
・どうでもいい会議は減らそう。
いよいよここでAfDが議席を取ってからの影響が
書かれていました。
AfDは、ドイツでは現金をなくすべきではない、
みたいな誰もそんなことを言っていない
議論を持ち出すことが多くなった。
でも、自分の周りにも似たような状況があると
感じたのはわたしだけでしょうか・・・。
コメントは、ここから↓↓↓:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/e6d8662885332
【前回出題分】
Schwächeanfälle im Plenarsaal:
“Seit die AfD im Bundestag sitzt,
ist die Belastung höher geworden”
Im Bundestag sind zwei Abgeordnete
zusammengebrochen.
Der SPD-Gesundheitspolitiker Lauterbach
leistete Erste Hilfe. Er erklärt,
warum der Job im Bundestag so ungesund
ist – und was die AfD damit zu tun hat.
SPIEGEL ONLINE
http://enchan.net/xl/IZXheP
【わたしの訳】
全体会議室での失神:
「AfDが連邦議会に顔を出すようになってから
負荷が大きくなった」
連邦議会で2名の議員が失神した。
SPDの健康政治家ラウターバッハは応急処置を
施した。彼は、どうして連邦議会での仕事が
こうも不健康になっているかを説明している。
そこでは、AfDとの関連性が述べられている。
【訳例】
さあ、訳を見てみましょう。
問題なさそうですね。
---引用---
本会議場での脱力発作 : 「AfDが議席を取って
以来、負担が増えた」
連邦議会で2名の議員が倒れた。SPDの医師議員、
ラオターバッハ氏が応急処置を施した。
ラオターバッハ氏いわく、なぜ連邦議会の仕事は
こんなに不健康なのか ― AfDが関係している。
---終わり---
---引用---
総会議場での発作的な衰弱:
「AfDが連邦議会で議席を得て以来、その負荷は
高まってきている。」
連邦議会で二人の代議士が倒れた。社会民主党の
健康政策に明るい政治家ラウターバッハが最初に
助けを求めた。なぜ、連邦議会での仕事がこんなに
不健康なのか、そして、AfDがそのこととどんな
関係があるのか、説明してくれた。
---終わり---
---引用---
本会議場での昏倒
AfDが連邦議会に議席を獲得してから、
プレッシャーがより増した
連邦議会で2人の議員が倒れた。SPDの健康政策
担当であるラウターバハが応急処置を行った。
彼は、なぜ議会の仕事が不健康であるか、そして、
それとAfDがどう関蓮するか、を語った。
---終わり---
さあ、では次です。
【今日の記事】
Kollegah-Konzert in München:
“Der Hass auf Minderheiten wächst auch
dank Menschen wie ihm”
Der Rapper Kollegah will im Dezember im
Münchner Backstage auftreten.
Doch Kritiker fordern: Für Musiker,
die Antisemitismus schüren, dürfe es
keine Bühne geben.
Topthemen – SZ.de
http://enchan.net/xl/HhSoEC
訳を送ってください。
(公開してほしくないときは、希望しないにチェック)
和訳投稿:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/8408fcc494664
投稿期限:2019年11月22日(金)
【あとがき】
しばらく出張がなかったのですが、
ここにきて立て続けにでかけてきました。
外資系企業に行くことが多いのですが、
最近感じることがあります。
それは、現地化が進んでいることです。
ただ、その現地化の動きが、
発展的な帰結かどうか、とても気になります。
どちらかというと本社の意向のような
気がするのです。
いつまでも外籍駐在員に頼らずに、
現地の社員だけで運営しろ、という意見が
あるのではないかと思うのです。
経済活動が停滞してきているのも、
その背景にあると思います。
でも、中国の事情は欧米の企業の本社トップ
にはわからないかもしれません。
現場で苦労した人たちは、
よくわかっていると思うのですが、
現地化は簡単に進まないでしょうね。
細かいことは、この場では省きますが、
現場の人たちの苦労が、今度は直接
私達に流れてくるようになりました。
現地社員は、以前と同じように仕事をしていて、
現場で確認、整理してくれていた外籍駐在員の
仕事が我々にそのまま来るようになったのです。
これは、たいへんなことになってきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
ドイツ時事ジャーナル
───────────
◇ドイツ時事ジャーナル【旧】
http://www.iroiro-information.blogspot.com/
◇このメールの感想、質問、要望等は:
-> -> https://ssl.form-mailer.jp/fms/e6d8662885332
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Sponsored Link