環境政策とeスクーター-道路交通法整備-/第547号

ドイツ時事ジャーナル

Sponsored Link

日本でも自転車と歩行者の接触事故が
問題になっていた時期がありました。

環境議論から見ると、
自動車をこれ以上増やさずに、
市民の足として便利な電動スクーターの
導入は魅力的に映ります。

政治家と大人の一部には賛成派が多い
のではないでしょうか。

フランスでは、受け入れる前提での規則変更、
歩道を走ると歩行者が端っこを歩かなければ
ならなくなっているからです。

パリでは、昨年に認可されてから
およそ1万5千台が導入され、年末までには
4万台になるとみられています。

今後は、電動スクーターは車道か自転車道のみ
走行可能。セグウェイやモノホイールも同様。
歩道を走ると135ユーロの罰金あり。

ドイツも4月に連邦政府が電動スクーターの
路上使用を認可。

Lime、Bird、Uberあたりが法案の成り行きを
期待を込めてみている。しかし、批判的な
見方が多い。

とはいえ、まだ連邦参議院が法案を批准する
必要があります。

時速12キロを境に、それ以上は自転車道、
それ以下は歩行者道を走行してよい、
と規定されています。

でも、一部の州は導入に反対、そして、
国民の大半が導入に反対と、
ノリはいまいちのようです。

ペルーでは、大きな事故があったのを受けて、
歩道、歩行者専用道路での走行を禁止。

米国では、電動スクーター事故の
半数が、重度な頭部損傷を伴うとの
報告があります。

 

中国も、レンタサイクルが一時大流行り
でしたが、いまでは鎮静化しています。

無くなったわけではありませんが、
量が格段に少なくなりました。

鎮静化した後が、生活に定着する時期
ということでしょう。

現在は、実質的に経営破たんしている
会社もあり、自転車のメインテナンスは
ほとんどされていないようです。

チェーンが外れている、オートロック故障、
車体が曲がっていて乗りにくい等。
わたしも何度も被害にあいました。

コメントは、ここから↓↓↓:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/e6d8662885332 

【前回出題分】
Gefahr im Straßenverkehr:
Frankreich verbannt E-Scooter von Gehwegen

Können E-Scooter eine Antwort auf den
Verkehrskollaps in Europas Metropolen
sein? Frankreich hat schon erste
Erfahrungen gemacht – und zieht bereits
eine rote Linie, “damit Fußgänger nicht
länger gegen Häuserwände gedrückt werden”.

Spiegel Online
http://enchan.net/xl/G1qw2J

【わたしの訳】
道路交通での危険:
フランスは歩道の電動スクーターを禁止

電動スクーターは、ヨーロッパの首都に
おける交通崩壊への答なのか?フランスは、
もう最初の経験を終えた。そして、既に
赤線を引いた。それは、歩行者が今後は、
建物の壁側に追いやられる必要がないように。

【訳例】
さあ、訳を見てみましょう。

問題なさそうですね。

Sponsored Link

---引用---
交通の危険:
フランスは歩道でのイースクータを禁止

イースクータは欧州の大都市での交通混雑を
解決する答えの一つとなり得るのか?
フランスは既に初体験を済ませた-そして
既に「それらによって歩行者が家屋の塀側に
押しやられるのは我慢ならない」
とレッドラインを超えている。
---終わり---

---引用---
道路交通の危険
フランス 歩道からEスクーターを締め出す

Eスクーターはヨーロッパの大都市の
交通渋滞に対する解決策になりうるか。
フランスはすでに第一番で経験した。そして
赤線を引いた。これによって歩行者が住宅の
壁に押し付けられることはもうない。
---終わり---

さあ、では次です。

【今日の記事】
Iran-Krise: Grüne drängen Außenminister
Maas zu sofortiger Reise nach Teheran

“Die Lage ist zu ernst für Appelle aus
der Ferne”: Wegen der wachsenden Kriegsgefahr
am Persischen Golf fordern die Grünen
Außenminister Maas auf, sich nach Teheran
zu begeben – und zwar “schleunigst”.

Spiegel Online
http://enchan.net/xl/b8ZgpQ

訳を送ってください。
(公開してほしくないときは、希望しないにチェック)

和訳投稿:
  https://ssl.form-mailer.jp/fms/8408fcc494664 

投稿期限:2019年5月17日(金)

【あとがき】
4月の北京での展示会に続いて、
今週は大連でのイベントがあり、
落ち着く暇のない日々が続いていました。

これからは、少し落ち着いてくれるでしょう。

つくづく、ネット環境の整備が進み、
仕事をするのに、場所はあまり関係ないと
思うようになりました。

いま5Gをめぐって、技術的議論、政治的議論が
盛んに行われていますが、

5Gは、いままで以上に生活環境を変えるもの
だと思います。

少なくとも、そのポテンシャルを
提供してくれるでしょう。

その環境をどう利用するかで企業間の競争が
激しくなるのでしょうね。

従来のやり方を根本的に変えるような
予感がしています。

でも、もちろん心配なこともあります。
人間はどうなるのでしょうか?

環境をどう活用するかは、
個人に大きな格差をもたらすと思います。

人間らしさのアンバランスも大きくなると、
社会不安につながることでしょう。

人間とは?という議論も同時に増えるのでは
ないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

━━━━━━━━━━━
ドイツ時事ジャーナル 
───────────
◇ドイツ時事ジャーナル【旧】
 http://www.iroiro-information.blogspot.com/ 
◇このメールの感想、質問、要望等は:
  -> https://ssl.form-mailer.jp/fms/e6d8662885332 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Sponsored Link

タイトルとURLをコピーしました